何歳ですかぁ…出会いの場が凍りついた「女同士の恐怖エピソード」3選

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたアラフォーライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第4回は、婚活していると出会う“同性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている婚活女性3選をお届けします。

ノリノリで連絡先を交換して音信不通になる女性 

【結婚引き寄せ隊】vol. 4

結婚相談所のお見合いのような「一対一」のシステムではない限り、婚活の場へ出向くと、異性だけではなく、同性にも出会うことになります。

婚活の場は、育った環境も職業も年齢もさまざまな人たちが集まるわけですから、自分の価値観でははかれないタイプに出会うことも。

たとえば、ある日参加した婚活パーティのことです。

このパーティでは、小さなテーブルがたくさん用意されていて、男女が向かい合って会話ができるようにセッティングされていました。

事前に書いたプロフィールカード(釣り書き)を目の前にいる人に渡し、決められた時間に会話をして、時間が来たら女性は座っている席のままで、男性は横の席へとどんどん移動していき、違う組み合わせで会話をしていくというシステム。

最終的に、会話をしてみて「もっと話をしてみたい」と思ったり、気になったりした相手の番号を報告して、その相手とマッチングするかどうかを集計して、結果がわかります。

婚活パーティのような大勢の人がいる場所で、初対面の相手に、自分の経歴や結婚観というコアな事項を簡潔に話すのは、けっこうなエネルギーを使うもの。ひと通り会話が終わり、やっと結果を待つ時間になって、その場にいた婚活男女ともに、解放感からかリラックスした雰囲気になっていました。

わたしもとなりの席に座っていた婚活女性と、少し世間話をしていると、結果発表の時間に。この日は残念ながら、わたしもとなりの女性も“空振り”。マッチングする男性はいませんでした。

すると、となりの席の婚活女性から「ねえねえ、せっかくだから連絡先交換しましょうよ!」と、ノリノリで提案され、空振り同士で妙な連帯感を持ったわたしは連絡先を交換。

しばらくたって、別の婚活の場に行く機会に、そういえばあのときの女性も誘ってみようと連絡をしたところ……いっこうに返事がなく音信不通に。婚活女性も婚活男性も、婚活で音信不通になる人は、連絡先の伝え間違いをのぞくと、その場の勢いだけか興味がなくなったかのどちらかのパターンが多いといわれています。

ですので、不可解なものの、結婚相手を探しているなかで音信不通になる婚活女性にかまっている時間はないので、そのまま連絡先を削除しました。

若さをアピールするために年齢を聞いてくる女性 

ある日参加したホームパーティのことです。

男女20名くらいがそれぞれ飲み物や食べ物を持ち寄って、まるでかつてのトレンディドラマに出てくるようなおしゃれなマンションに集合しました。

婚活友だちから誘われてそのホームパーティに参加したわたしは、企業が行なう“ザ・婚活”スタイルのものに慣れていたため、ゆる〜い雰囲気のパーティ(という名の合コン)での振る舞いをどうしたらよいのか、少々とまどっていました。

“ザ・婚活”スタイルのところは、ある程度事前に相手の年齢層や職業がわかっていることも多く、そのぶん安心感がありますが、合コン的な集まりだとどんな人がいるのかわかりません。ですが、たまにはこういったフランクな場所にも顔を出して、出会いの場を広げる努力をしていました。

ただ、ホームパーティに参加している女性を見ると、どう見ても、若い……。ほぼ20代か、30代でも前半までの年齢に見える女性ばかりで、アラフォーなのは、わたしと誘ってくれた友だちぐらいだったのです。

男性は若い女性を好む傾向が強いので、パーティが始まる前から、すでに暗雲が漂い始めていました。そのとき、アラフォーのわたしたちの前にいた女性が、こちらを一瞥して突然、

「あのぉ〜、みんな何歳なんですかぁ!?」と開口一番、年齢を質問してきます。

わたしたちはあぜんとしたものの、なんとなくごまかしながら違う話題へと移っていきましたが、その後も何度もその女性は、「ところで、みんな何歳ですかぁ?」と年齢の話題をふってきました。

年齢層がばらばらの場だと、女性の年齢を聞かないことが不文律となっていることも多いものの、そんなの関係ないとばかりに問いただしてきます。

20代半ばだと話すその女性は、なんとなく年齢の話をしていたのではなく、明らかに自分の若さをアピールするために、年上だと確信できるわたしたちに年齢を言わせようという意図が読み取れました。わたしたちはひたすら作り笑いを浮かべながら、ホームパーティの時間は過ぎていったのでした。

すごく親切だと思ったら……裏のある女性 

ある飲み会のことです。

婚活女性から誘われた飲み会で、わたしより少し年上の女性と知り合いました。その女性は、いつもニコニコしていて、物腰も柔らか。知り合いも多いようで、しょっちゅう飲み会を開いていました。

出会いを求めていたわたしは、その女性が度々主催する少人数や大人数の飲み会に、よく顔を出していました。そこで知り合った人たちは男女問わず、その女性と同じく、穏やかな印象の人ばかりでした。

わたしがうまくいかないことばかりで落ち込んでいたときには、その女性によく悩み相談をして、なぐさめてもらうこともありました。そのたびにやさしく親切にしてくれて、その女性のことを信用していたのです。

あるときの飲み会で、「今度友だちも連れて飲みにおいでよ」と言われ、婚活友だちを何人か誘って飲み会に参加。そのときにその女性と連れていった婚活友だちも意気投合した様子で、連絡先を交換し合っていました。

そんなことも忘れていた、ある日。わたしが信用していたその女性が中心となっていたグループから、以前飲み会に連れていった婚活友だちが“別件の飲み会”に誘われていたことを後日、聞きました。

そして婚活友だちが“別件飲み会”に行くと、「ある商品を買うように勧誘された」というのです。なんのことだかよくわからず、寝耳に水で吃驚しました。

最初から、その婚活友だちが、女性グループに“別件の飲み会”に誘われたことを話してくれていれば一緒に行って事実関係を確認できたのですが、すべてはひそかに行われていたようでした。

わたしが何度もその女性のいるグループの人たちに会っていても、一度も勧誘されたことがないため、どちらを信用してよいのか当初は混乱し、困惑しました。

ただ、「勧誘された」というウソをつく理由もないかもという視点からみると、いつも親切にしてくれていたその女性たちがあやしいということになります。わたしのことは勧誘せず、うまく窓口にして、婚活女性をたくさん飲み会に連れてこさせて、その婚活女性たちをターゲットにしようとした可能性も。

いずれにしても、ただでさえ疲れやすい婚活の場で、異性だけではなく同性にも気をつけなくてはいけないなんて……と、すっかり疲弊しきってしまいました。

結局、誰を信じてよいのかわからなくなってしまい、このときの飲み会を開いていてた女性やそのグループ、婚活女性たちすべてと距離を置きました。

婚活していると、こんな普段の生活では会わないような人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけてくださいね。

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