思わずゾゾッ! 一生会いたくない「どうしようもない男」3選
婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第20回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その7をお届けします。
1. 自営業を手伝わせたい男性
【結婚引き寄せ隊】vol. 20
それはプチお見合いのときのこと。プチお見合いとは、仲人がつく本格的なお見合いではないものの、少人数の男女が個室でふたりきりで話し合い、時間がきたら次の人と順番に交代していくスタイル。ざっくばらんな婚活パーティよりも、本気度の高い人が集まります。
30代後半から40代の自立した男女が集まっていたなかで、私はさわやかで好印象だった自営業の男性と話が弾みました。プチお見合いの場では時間が限られているため、「もう少しお話ししましょう」とその男性にお茶に誘われて、そのまま近くのカフェへ移動。
席に着くとすぐ、自営業の男性は「さっきはあまり仕事の話をしなかったんですけど、親子二代でやっている家の仕事を本格化させるためにも、嫁に来て仕事を手伝ってくれる女性を探しているんです」といきなりの本音告白。
どうやら「仕事をすることが好き」と言った私なら、家業を手伝ってくれそうだと踏んだようでした。
ただ、私にはずっとやっている好きな仕事もあって、相手の男性の家業を支えるために自分の仕事を手放すことは考えられません。そのことを率直に伝えても、「うちの仕事を手伝ってくれれば、家族全員が団結できるし、毎日一緒にいられます」などと、とにかく家業を手伝うといいことがあると力説する男性。
お茶が出てきて最後のひとくちを飲み干しても、まだ「家業を手伝うことを考えてほしい」と話が平行線のため、やんわりと断りながら、お茶を飲んですぐ退席しました。
家庭の事情もあるかもしれませんが、相手ときちんと向き合わず、自分の都合を押し付けて条件に合う人を探してもうまくいかないだろうと、自営業の男性を見ながら我が振り直そうと思った午後なのでした。
2. 連絡先を知りたがる自称・医者の男性
それは大人数が集まる立食パーティでのこと。ひとりの男性と連絡先を交換し合う複数の女性たちがキャッキャと色めき立っていたので、カッコいい人でもいるのだろうかとのぞいてみると、そこにいたのは、お世辞にもカッコいいとは言い難い40代後半か50代ぐらいの男性。
地味なシャツをズボンにインするその男性に、20代ぐらいのかわいい女性が「今度ごはんに行く日を絶対連絡してくださいね」と言っていたのを聞いて、何がそんなに魅力的なのか、興味本位で男性を取り巻く女性たちの輪に入ってみました。
すると、その男性がなぜ人気なのかが判明。話を聞いていると、「今日は珍しくオフで。明日は朝からオペが立て続けに入ってるんだ」「医者なんて意外と出会いはないんだよ」などと、その男性が医者だから、そのステータスに惹かれる女性が集まっていたのです。
ほぼ会話していない私にも、すかさずその男性は、「きみも連絡先を教えておいて。ワインのおいしい店があるから」などと話しかけてきましたが、医者にもワインにも興味のない私は、苦笑いをしながら、スーッとその輪から脱出。
“俺は医者だ”自慢をしていたその男性ですが、複数の女性とご飯の約束をしていて、そんなに医者は暇があるのかなあと、怪しんだ夜でした。
3. 不気味な話ばかりをする男
それは婚活サイトで知り合った公務員の男性と初めて会ったときのこと。ネット婚活では、事前にお互いの趣味嗜好や結婚への意欲などがプロフィールで確認できるようになっていて、私は彼と何度かメッセージのやりとりもしたうえで、まじめに結婚を考えているであろうと思い会うことにしたのです。
日曜日の昼下がり、レトロな雰囲気のある喫茶店で「こんにちは」と顔を合わせました。プロフィールの写真通りの誠実そうな男性は、海外旅行が趣味だと言っていたので、「最近はどこに行ったのですか」と聞くと、ポーランドに行ったと話しました。
なかでも強制収容所を見学しに行って「ゾクゾクした」と笑顔で話す公務員の男性は、次第に「世界のいろいろな負の場所を見てみたい」と言い出し、話を聞いているだけで怖くなる私。その後も延々とどの国にどんな悲惨な場所があるかという話をされ、「絶対にこの人とは感性が合わない」と思い、早々に話を切り上げてその場をあとにしました。
婚活していると、こんな普段の生活では会わないような人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけてくださいね。
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