アレを渡す!…「実録! バレンタイン恋愛成就」エピソード3選

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第28回は、婚活中に見聞きした“同性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「バレンタインデーを成功させた女性」3選をお届けします。

1. 相手の好きなものを徹底リサーチしてプレゼント 

【結婚引き寄せ隊】vol. 28

料理教室に通っていたAさんは、そこで知り合った女性たち何人かで、レッスンのあとお茶に行くことが定番になっていました。日によっては、レッスン以外のときも女子会を開き、仕事帰りに集まっては会社のグチを言い合ったり、「いい出会いがないかなあ」などと恋話を話したりしていたそうです。

あるとき、それぞれ知り合いを連れてきてたくさんで飲もうという話になり、やってきたのはおとなしい感じのメガネ男子。とくに出会いを意識した飲み会ではなかったものの、シングルの男女が多く集まったことから、そのときに知り合った者同士で、自然と仲良くなっていきました。

メガネ男子のことをずっと「いいな」と思っていたAさん。ふたりで会うことはなかったものの、みんなで集まるたびに、「何が好きなの?」「いつもどんなテレビや雑誌を見てるの?」「家ではどんなふうに過ごしてるの?」などと、毎回ちょっとずつ質問してメガネ男子のことをどんどん把握していきます。

バレンタインが近づいてきたあるとき、Aさんは女子会でメガネ男子に告白しようと思っていることを激白。まわりで見ていてもAさんが好意を抱いているのはまるわかりだったので、みんなに応援されていました。

そして2月に入ったある日、みんなで飲んでいた帰り道に、Aさんはメガネ男子に「よかったら受け取ってください」と言って、プレゼントを渡しました。本の虫であるメガネ男子がほしがっていたけれどなかなか手に入らなかった本と、手作りのチョコや図書カードなどをプレゼントしたらしく、ものすごく喜んでくれたそうです。その後ふたりは付き合うことになりました。

じわりじわりと距離を縮めながら、気になる男性の趣味をリサーチして、勝負に出る方法は、バレンタインの日ではなくても使える手。お近づきになりたい相手がいる女性は、こういうやり方もありかもしれませんね。

2. 片思いの男性にさりげなくチョコを渡す 

外出や会議が多い営業マンを支える営業事務の仕事を頑張っていたBさん。あくまでもデスクワークがメインでしたが、チームのメンバーとして、取引先の人と顔を合わせることもしばしばあったそうです。

そんななかで、ときどき会社にやってくる仕事相手の男性のことが、Bさんは気になっていました。その男性はBさんがお茶を出すと、「いつもありがとうございます」とさわやかな笑顔で接してくれるうえ、「今日もBさんに会うと元気が出ますね」などと、社交辞令だとわかっていても嬉しい言葉を投げかけてくれるのだとか。そんな日々が続くうちに、気づくと好きになっていたようです。

バレンタインデーが近づいてきたある日のこと。女子社員たちは、同じ部署の誰にどんなチョコを渡すのか、思い切り義理ながらの“バレンタイン会談”が始まっていました。Bさんももちろん義理チョコを配る係になっていましたが、社内よりむしろ社外の人に配る義理チョコをどうするかの話のほうが興味津々だったそうです。

取引先の男性にも義理チョコを用意することになり、率先してBさんが社外義理チョコ担当になりました。買い出しの際は、義理チョコも購入しつつ、自分の思いを込めた“本命チョコ”もこっそり購入。バレンタインデーが近いある日、取引先の男性が来たときに、義理チョコと一緒にさりげなく連絡先を書いたカードを添えた本命チョコも渡すことに成功しました。

その後、お礼の電話があり、ふたりで会うことになり、しばらくしてからお付き合いすることになったそうです。Bさんも本命チョコだけを渡すのには躊躇したかもしれませんが、義理チョコと一緒に渡せる機会があり、連絡先を添えるという積極性も手伝って、うまくいったパターン。あと一歩でうまくいくか、いかないかが左右することもあるので、バレンタインデーに限らず、積極性は必要ですね。

3. お気に入りのお店の店員さんに手渡し 

おしゃれなCさんは、お気に入りの古着屋がありました。そこの店員さんはみんな古着をかっこよく着こなしている男性ばかりで、ファッションについてのアドバイスも参考になるため、ときどきお店をのぞいていたそうです。

最初はただ洋服を見に行っていただけのCさんですが、そのうち店員さんのひとりに好感を持つようになりました。洋服を選びながら趣味の話をしていると、お互いに音楽が好きということもわかり、よく聴いているジャンルも似ていたことから、話が弾みます。

次第に洋服を見るよりも、その店員さんと話すことが楽しくなってきたCさんでしたが、あるときほかの女性客と親しげに話す店員さんの姿にヤキモキする自分に気づき、「この人のことが好きなんだ」と自覚したのだとか。それからはお客さんだから親切なだけだし、気持ちを表して拒否されたらその後気まずくてお店にも行けないし、どうしたらいいのかとさんざん悩んでいたCさん。

ですが、もんもんと悩みすぎる自分に見切りをつけようと、ちょうどバレンタインデーが迫っていたことから、店員さんにチョコをあげる決心をしました。その後、バレンタインの日にお店に行くとお目当ての店員さんが出勤していたので、ほかのスタッフがいないことを確認して、勇気を出してチョコを差し出し、「実は好きです」と告白。ちょっと驚いた顔をしていた店員さんでしたが、「ありがとう」と言われて、恥ずかしくてすぐ店を出てしまったCさんでした。

とくに連絡先も何も伝えていなかったため、何事もなく1か月が過ぎました。その後お店に行くのも恥ずかしかったCさんでしたが、ホワイトデーが近づいた頃お店をのぞくと、店員さんから「お礼にもらってもらえますか」と連絡先と、ホワイトチョコをもらい、その後ふたりは付き合いました。

店員さんも最初はとまどったそうですが、しばらく姿を見せないCさんが気になって、しっかりと向き合ってみたいと思ったのだそうです。これまでご紹介したどのパターンも、お互いにちょうどシングルだったということも良いタイミングだったと思いますが、それ以上に、女性側もがんばったから恋が実ったといえるでしょう。

婚活していると、男女ともに、いろいろなタイプの人たちに出会うこともあります。みなさんも、バレンタインデーに限らず、すてきな恋を謳歌してくださいね!

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