コロナ禍、病気、Uターン…大きな出来事で変化した「私の結婚観」

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第46回は、大きな出来事のあと、パートナーに求めるものを見直した女性の声を3つご紹介します。

1. 親が病気になり“とにかく健康な男性”がいい人 

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【結婚引き寄せ隊】vol. 46

仕事が大好きで、少しワーカホリック気味なくらいだったAさん。地方に住む両親のことを忘れたことはないものの、土日のどちらかにも仕事が入ることがあって毎日多忙だったため、だんだんと実家を気にかける機会が減っていったそうです。

また、正月休みや夏休みがあっても、帰省せずに「自分自身へのご褒美」と称して女友達と海外旅行をするなど、ほとんど実家に帰ることがなくなりました。そんなあるとき、用事があって実家に連絡すると、父親の体調が悪いことを初めて知ります。

東京で働くAさんに心配をかけまいと、Aさんの母親は、父親の具合を報告していませんでした。ただ、さすがに仕事にばかり意識を集中しているわけにはいかないと、Aさんはそれからちょくちょく実家に顔を出すようになり、だんだんと人生について考え始めたそうです。

結婚についても真剣に考えたことのなかったAさんですが、両親の様子を見て、「仕事をするにしても、旅行するにしても、何よりもまず健康が一番」だと、実感。その後、時間に余裕のある仕事へと転職し、時間にも心にも余裕ができたそうです。

そんなときAさんが心底思うのは、「結婚するなら“健康な人”であればいい!」ということ。身近な人が病気になると、健康であることにあらためて感謝したくなるものですよね。

2. 都会より田舎暮らしで“素朴な男性”がいい人 

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大学時代から東京で暮らしていたBさんは、もともとまわりに田畑があるような自然豊かな場所で育っていました。思春期の頃に触れたテレビや雑誌に、東京で流行っているファッションやスイーツがよく紹介されていて、見るたびに「早く東京に行きたい」「都会で暮らしたい」と、憧れていたのだとか。

その憧れの通り、上京し、就職もして、おしゃれだといわれるショップで買い物をしたり、おいしいと評判のレストランへ足を運んだりしていたそうです。そうして何年も経ってくると、すっかり“東京の人”となったBさんでしたが、交友関係が広がるほど、おしゃれスポットに繰り出して人と会っていてもだんだんと都会の喧騒に疲れを感じてきました。

あるとき、何気なくつけたテレビに、田舎で暮らす家族の姿を観て、おしゃれなものにもブランド品にもまったく興味がなく、ただ家族で美味しそうにご飯を食べているその様子がなぜか強烈に印象に残ったというBさん。

もう十分すぎるぐらい都会を満喫してきたこともあったのか、「もういいかな」と思い、故郷へ戻ることにしたのだとか。以前は洗練された都会の男性が好みだったBさんですが、そこからはすっかり“自然が似合うような素朴な男性がいい”と、好みにも変化があったそうです。

3. コロナ禍で“信頼できる男性”がいいと見直した人 

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あまり恋愛をしたことがないという、女子校育ちのCさんは、女友達が結婚ラッシュを迎える時期でもとくに自分の結婚を焦ることもなく、のんびりと過ごしていました。それほど結婚願望もなかったCさんでしたが、まわりに婚活する女性が増えてくると、独身なので誘われて一緒に婚活パーティなどに参加するようになったのです。

婚活友達は「いかに好条件の男性を見つけるか」という女性が多く、なんとなくCさんも、「私もみんなと同じで結婚するならエリートがいいのかな」と思っていたそう。そんなとき、コロナ禍で外出自粛制限がなされるという事態に。婚活はもちろん、普段の生活さえも外出することを控えるようになりました。

婚活友達とも離れたCさんは、いかに普通の日常生活が大事かを実感。まわりに流されてエリート男性との結婚を夢見ていましたが、やっぱり条件より、どんな状況に陥ったとしても、「信頼できる関係を築ける男性」と結婚することが心から安心できる道だと思ったそうです。

思いがけない大きな出来事を体験すると、結婚観や人生観に変化があることもありますよね。出会いを探していると、いろいろなタイプの人たちに会うこともあれば、自分自身を振り返ることもあるでしょう。みなさんにとって、良い出会いがありますように。

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