心底ガッカリ…! 約1000人の男性と婚活した女性が出会った「残念すぎる男性」3選
婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第99回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その33をお届けします。
1. 自分のことしか話さない男
【結婚引き寄せ隊】vol. 99
それは30代と40代が集まる婚活パーティへ参加したときのこと。年齢的にも大人の男女が多かったことから、会場は落ち着いた空気に包まれていました。まず1対1で自己紹介をしながら、女性は着席のまま、男性はひとつずつ隣りの席へずれていきます。
女性参加者は30代のほうが多いようでしたが、男性参加者は40代が多く、自己紹介を聞いていても安定している感じでした。ただ、20代や30代前半の男性のように、イメージとしては「なんとしても女性をつかまえるぞ!」というような勢いはあまりなく、少し物足りなさもありました。
そんななか回ってきたある40代前半の男性は、仕事のこと、普段の様子、思い描く家庭像などを短い時間に一気に力説。他の参加者がゆったりしたテンポだからか、その男性のアピール力に、本気度が高いのだと感じ、その後のフリータイムで話しかけにいくことにしました。
こちらがちょっと質問したことにも、3倍ぐらいの答えが返ってくるその男性。最初はじっくり話を聞いていましたが、こちらが話をしようとすると、会話をさえぎってまで「そうえいば僕もね」と自分の話をしてくるのです、それも何度も。次第に、おや…? と強烈な違和感を覚えた私。そうです、この男性は本気度が高いから自己アピールに熱心なのではなく、ただ単に“自分のことしか話さない男”だったのです。
こちらは名前しか言っていないのに、なにも質問してこず、相手になる女性は誰だっていいんだろうなという印象。とにかく自分の話を聞いてくれる人がほしいだけで、ひたすら自分の生い立ちを話す男性の話が長くなりそうだったので、トイレに行くのでと伝えて、その男性のもとを去りました。一面だけ見ると好印象でも、深掘りすると「違った…」と感じることも少なくない婚活。道のりは長いなと感じたのでした。
2. 市場価値を気にする男
それは30代がメインの婚活パーティに参加したときのこと。フリータイムが多めで、立食タイプのスタイルをとっていたため、テーブルに置いているソフトドリンクを自分たちで取りにいきながら、気に入った男女で自由に会話するというような場でした。
パッと見たところ、清潔感のある服装できれいにしている女性がたくさん参加していて、男性もさわやかな印象の参加者ばかり。とはいえ、とくに第一印象でピンとくる参加男性もいなかったことから、できればまんべんなく会場にいる男性と話をしていこうと思い、会話の輪ができているところへ少しずつ顔を出しながら、相手の人となりを観察していきました。
ひとつの輪を離れ、次にどの男性のところへ行こうかと思っていたら、目の前の男女が会話を終えたのか、女性がちょうどその男性のもとからサーっと別の男性のところへと去っていく様子。そこに残った白いシャツ姿の男性のところへ行くことにして、会話をしていたら、「今日でだいたい僕の市場価値がわかった」と言ってくるのです。
え? と思って聞き返すと、婚活パーティに参加するのは乗り気ではなかったが友人に連れられて初めて来たということ、仕事ばかりで女性と縁がないため自分のポジションを確認するつもりで来たということ。どうやら本気で婚活しているというよりも、「俺ってどのくらいのもんかな?」という力試しでの参加のようでした。
私がうっかり話しかけにいってしまったように、他の参加女性も何人か話しかけに来たことから、自分はモテる、そこそこの価値がある、と解釈している様子。でもそれって、違いますよ、ただ単に婚活パーティだから話しかけているだけでモテているわけではないんじゃあ…とは、初対面の男性に言えるわけもありません。
さっきこの男性と会話していた女性がサーっとこの場を去ったのも、真剣に婚活していたらこの手の男性の力試しに付き合っている暇はない、と判断したのでしょう。そういう私も、話はそこそこにすぐ別の輪へと移動したのでした。
3. 「若いね」を連発する男
それは30代から40代の男女が参加していた飲み会に参加していたときのこと。とくに出会いを探す人たちに向けた会ではなかったものの、週末ひとりでいるのが寂しい男女が集まる飲み会だからと、婚活の女友達に誘われて、仕事のあとに遅れて合流しました。
すると、すでに少しお酒が入っていてゴキゲンぽい人もチラホラいて、こっちはまだしらふだったために冷静に参加者を確認。すると、目の前に座っていた30代後半ぐらいの男性が、横に座っていた同年代ぐらいの女性に向かって「いやあ、なんかキミ、若いね」と言っています。
とりあえずビールを飲みながらその様子を見ていたら、またもや「若いね」という男性。その女性が童顔なわけでもなく、どちらかといえばちょっと年上風で、どうやら言動が幼いための皮肉で「若いね」と言っているらしいということが判明しました。
そんなことを言われて女性もうれしいわけではなく、ムッとした表情で、友人と思われる女性がいる別の席へ移動。じっとその様子を見ていた向かいに座る私の視線に気づき、その男性から「なんの仕事してるの?」「今日はなんで来たの?」と質問攻めに。あわてて応えていたら、しばらくして「…若いねえ」という言葉。聞かれたからフツーに応えただけなのに…「はあ?」とつい口から出てしまい、ちょっとびっくりした顔になったその男性を尻目に、さっさと席移動したのは言うまでもありません。
婚活していると、いろいろなタイプの男性に出会うことがあります。くれぐれも、みなさんも素敵な人に巡り会えますように。
文・かわむらあみり
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