「いないのと一緒だから!」婚活女性が出会った「ドン引き男性のNGセリフ」3選

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第172回は、イイ感じで発展しそうだと思った相手が実は“NG男性だった!”という、げんなりエピソードをご紹介します。くれぐれもヘンな男性にひっかかりませんように!

1. デートに誘っておいて奢らせる男

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【結婚引き寄せ隊】vol. 172

シングルでいるときに、ちょっとしたことから相手との距離が近くなり、もしかしたら「これから恋に発展するかも?」という男性が現れることもあるでしょう。そのままうまくいくといいのですが、一緒に過ごしてみると、相手のとんでもない言動を聞いてドン引きしてしまうこともあるようで…。今回は、そんなNG男性に出会った女性のエピソードです。

どちらかといえば、おとなしい印象のあるAさんは、気配りができて、聞き上手なタイプの女性。自分から積極的に男性にアプローチするのは苦手なようですが、実はひそかに「いいな」と思っている先輩の男性が職場にいました。

あるとき気になる男性と偶然、帰る時間が一緒になったAさんは、相手から「ちょっとご飯でも食べて帰る?」と言われて、誘われるがままにレストランへ。最近読んでいる本の話や映画の話など、主にその男性がリードして、会話が進んでいったそうです。

話し下手ながらも、それなりに楽しく会話できたと思っていたAさん。ですが、そろそろ帰る時間となったとき、その男性はポケットやカバンをゴソゴソとしだし、何かを探している様子。「どうしたんですか?」とAさんがたずねると、お札が一枚も入っていない財布をよく見えるように差し出してきて、「お金おろすの忘れてた〜!」と、ひと言。

キョトン、とするAさん。「お金がない」つまりは、誘われたこちらが払うってこと!? 先輩だからといって必ずご馳走してほしいわけじゃないけど、まさか後輩の自分が食事代を全額払わされるなんて…と唖然としながらも、支払いをしたそうです。さらには悪びれる様子もない先輩を見て、なんでこんなのをイイと思ったんだろう…と自分で自分にあきれたのだとか。でも、悪いのはその男性。その後もとくに半分お金を返すなどもしてこなかったそうなので、自分に気がありそうな女性にたかるような人物だったのかもしれません。そんなNG男性だと最初にわかったことが、唯一よかったことではないでしょうか。

2. 女友達が複数いる男

多趣味なうえ、男女ともわけへだてなく接するところのあるBさんは、いろいろな場所に知り合いがいるようなタイプの女性。あるときの飲み会で、Bさんと同じく、フレンドリーな男性と知り合いました。

おたがいにあまり人見知りもしない性格で、お酒も好きとあって、初対面とは思えないほど意気投合したそうです。さらにAさん同様、その男性もシングルなうえ、ちょっと甘いマスクだったところも気に入り、その後また飲もうという約束を交わし、今度はふたりきりで会うことに。

ひそかにドキドキしていたBさんでしたが、仕事の話や趣味の話ばかりが続き、あまり色っぽい話にはなりません。しかも、飲んでいる最中、その男性の携帯はちょくちょく鳴っていたとかで、Bさんが「出なくていいの?」と聞くと、「スルーだよ」と言って電話に出なかったそうです。

それでも忘れた頃にまたブルブル震える携帯の着信音…出なくていいというわりに、携帯の電源は切らない男性は、何度目かのブルブルで「ちょっと電話出てくる!」と、長いこと席を外していたのだとか。戻るなり、「○○が飲んでるから来いって連絡でさ、来る?」と、他の女性の名を出したうえで誘ってくる始末。

そこでBさんは、「この人にとって自分はただの飲み友達のひとり」と悟り、さらには別で飲んでいる女性のところにも自分を誘おうとするとは、その女性もただの女友達ということか…と、交友関係が広すぎるのも考えものだし、自分のあわい恋心もなんだか踏みつけられたようで、一気にテンションが下がってしまったそうです。女性のもとを渡り歩いて飲む男性など、彼氏になったとしても、なかなかやっかいだったはず。そこで見切って正解だと思ったのでした。

3. 離婚していない男

かわいらしい印象のあるCさんは、どこか男性が放っておけない、と感じさせるタイプの女性。合コンで知り合ったという、年上の男性と「うまくいきそう」だと喜んでいたのですが…。

すでにふたりで会うのは3度目だというデートの日。予約をしていたレストランへ行こうとした道すがら、偶然、街のウエディングドレスショップの前をふたりで通り過ぎました。そのとき、ウインドウに出ていたウエディングドレスを見て、思わず「いいなあ、あのドレス」とつぶやいてしまったCさんに、男性は「うちもああいうドレス着てたよ」と言ったのだとか。

え? と、聞き返したそうですが、ふつうにサラリと「嫁が」と言ったとかで、混乱しすぎて事実を理解するのに時間がかかったというCさん。なんと、独身だと思っていたその男性は既婚者で、「ずっと別居してるからいないのと一緒」という謎理論をあっけらかんと話したそうです。言うまでもなく、その場で別れを告げたCさんでした。

出会いを探していると、ときには理解不能なタイプとも出会ってしまうことがあるかもしれません。ですが、あきらめなければ、素敵な恋のお相手にも巡り会えるはずです!

文・かわむらあみり

Information

かわむらあみりの本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)が2024年4月1日に発売!
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