「テンション下がる…!」婚活女性が出会った「ズレている男性」3選

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第174回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その61をお届けします。

1. ため息ばかりの男

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【結婚引き寄せ隊】vol. 174

それは30代の男女がメインの婚活パーティを探していたときのこと。だいたいは同じ会社が主催している多種類の婚活パーティに行っていたものの、カテゴリが似た条件のパーティでも、開催している会社が違うと集まる人たちの雰囲気も異なることもあって、あまり行ったことのない婚活パーティへ足を運びました。

会場に着くと、30代がメインのはずが、どう見ても40代以上なのでは…? と思える男性も。反対に、女性は30代前半ぐらいから後半まで、バランスよく集まっているように見えました。そうして参加者を確認していると、ほどなく自己紹介タイムがスタート。

まじめそうなサラリーマンの方と何人か挨拶をしたあと、目の前には、年配に見える男性がやってきました。「こんにちは」と挨拶をしたのもつかの間、すぐに「はぁ〜っ」と長いため息をつく男性。あれ? 聞き間違いかな…とすぐ相手を見ると、うつむきながらまた「はぁ〜」と、ため息。今度は目の前で見たので、やっぱりその男性がもらした息だとあっけにとられました。

「こういう場所って、疲れますよね?」とその男性が話しかけてくるので、「はい」と返事すると、「早く帰りたくなりますよね?」とまたグチなのか、なぜか同意を求めるような質問をしてくるし、それともこちらを気に入らないからネガティブなことを言ってくるのか。まだパーティは始まったばかりなのになんだろうととまどっていたら、すぐ次の人の順番になってしまいました。

テンションが下がったものの、他の男性はそんな失礼な態度の人はいなくて、あっという間に時間が過ぎていきました。フリータイムになって、ふと強烈な印象だったあのため息ばかりの男性ってどうなったんだろうと振り返ると、独り壁にもたれて静かに窓の外の景色を見つめていました…。本当に来たくなかったのに誰かに無理やり参加させられたのかも、と思いながらも、あれだけつまらなそうにしてたら女性も男性も寄りつかないはずだよ、と思ったのでした。時間を大切にしたいものです。

2. すぐに価値を聞く男

それは20代後半から40代前半までの男女が集まる飲み会に参加したときのこと。年齢層も職業もバラバラの人たちが集まっていたため最初はさほど盛り上がっていなかったものの、まったく知らない職種の人の話はなかなか興味深く、だんだんと和やかな雰囲気になっていました。

ちょっと打ち解けてきたところで席替えとなり、男性たちは隣のテーブルへと移動。やってきたのは、ネクタイにスーツ姿でビシッとキメている男性と、素朴な印象のポロシャツ姿の男性でした。はじめは乾杯しながら、普通に飲み会を楽しんでいたのですが、同じテーブルの女性がスーツの男性がしていた腕時計を見て「わっ高そう!」と言った言葉にニヤリとしたその男性。「どれぐらいの価値があると思う?」と他のメンバーにドヤ顔で質問してきました。

ちょっと引いてしまい、疲れるなあと思ってテキトーに会話していましたが、もうひとりの女性はピュアなのかそういった男性が好みなのか、「えっと何十万もするよね」と値段当てにノリノリ。その後もその男性は「そうそうこのスーツも○○の」とか、誰も聞いていないのにブランド名を自ら言い出したり、ブランドものだとまるわかりのロゴが入った財布をなぜかテーブルの上に出してきたり…。

きっとまわりからの「すごい」という言葉を待っているのだろうか、と思ったものの、ハイブランドにまったく興味がないため、ひたすらお酒を飲んでやりすごし…。飲み会では、ざっくばらんに同じような価値観の男女が惹かれ合うので、わかりやすいなあと思ったのでした。

3. 自分語りが独特な男

それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。そこでは相手の年齢や趣味など、ある程度希望する条件で絞っていき、お互いにマッチングした場合はまずメールでやりとりできるようになっていました。さっそく、希望する条件に合った男性を見つけることができて、相手からも好感触を得られたため、やりとりすることに…。

「なんでも気になることがあったらメールしてください」とメッセージをもらったこともあり、とりあえずはプロフィールにあった趣味のことなどから質問しようかとメールしてみたのですが、返信の文面はまるで詩を綴っているような独特なものが届きました。とりあえず、気にせずやりとりをしていたら、今度もまた詩のような文面と、長々と続く自分についての語りがあって…。

条件としても理想的でいい感じだと思っていたけれど、会おうとする前にその独特な返事を見て、きっとこの人とは仲良くなれそうにないな、と判断。そこからはやりとりを中断したのでした。もしかすると直接会ったら、それほど変わった人ではないかもしれないけれど、メールなどのテンポや感覚がズレすぎていても、なかなか距離を縮めたいと思いづらいものです。

とはいえ、さまざまな出会い方があるので、そのうち自分に合った出会いが待っています。みなさんの恋や結婚も、素晴らしい未来が待っていますように!

文・かわむらあみり

Information

かわむらあみりの本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)が2024年4月1日に発売!
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