「そのアピール、間違ってます…!」婚活女性が出会った「距離を縮めたくない男性」3選

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第177回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その63をお届けします。

1. 共感しすぎる男

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【結婚引き寄せ隊】vol. 177

それは幅広い年齢層が集まる婚活パーティに参加したときのこと。そのパーティでは自己紹介タイムが終わったあとはフリータイムが中心だったため、誰かから声をかけられるのを待つか、自分からある程度は動かないといけませんでした。

わりあい参加者が多かったものの、第一印象ではあまりピンと来る相手がいなくて、どうしようかな…と思っていたところ、「ちょっとお話ししていいですか?」と30代半ばぐらいの男性が声をかけてくれました。あらためて自己紹介していたら、「さっきスキューバダイビングが好きって言ってましたよね!? 僕もです!」とのこと。やりたいことの話で、超ビギナーながらダイビングライセンスを取得したものの、どこにも行っていないと話したことを覚えていたようで、相手の男性もアピールしてきてくれました。

ところがその男性、「どのあたりに潜りに行きましたか?」と聞かれ、伊豆と言おうとしたら、“伊…”ぐらいのところで、「伊豆ですよね!? 僕もです!」とちょっと食い気味に共感してきます。その後も、何か言おうとするとすぐ「ですよね〜!」とか、「うん、わかる!」などこちらが話し終わる前に、やたらと“共感してますアピール”をしてくるのです。

共通する趣味があるのは本来うれしいことだけれど、人の話を最後まで聞かずに、頼んでもいないアグレッシブさで共感されてもなぜかうれしくない…。なにごともほどほどがいいな、と思ったのでした。人の話は最後まで聞くほうがモテるのになあ。

2. 寝グセのままで来る男

それは入会している結婚相談所が開催するパーティーに参加したときのこと。毎月アドバイザーの方が希望に合う厳選した男性を紹介してくれているものの、受け身なだけではなく自分でも動きたいなと思い、スケジュールが合うタイミングで出席してみました。

小洒落たレストランを貸し切って行われたパーティは、ちょっとフォーマルな装いの男女がたくさん集まっていて、がやがやと雑談もにぎやか。さすが相談所主催とあって、身なりもきちんとした方が多いなあと思っていたら…。「おかわり、どうですか?」と、私がドリンクを飲み干していることに気づいた男性が、背後から声をかけてきました。

すごく気が利く人だなあと思いながら、「ありがとうございます」と男性のほうへ振り向くと、微笑みを向ける40代半ばぐらいの男性がそこにいたのですが、顔を見るより先に気になったところがありました。それは、髪の毛です。スーツ姿もピシッときまっていて、気配りも抜群だというのに、どうしてなのか横の髪が思い切り外にハネている…!! なぜなんだろう…?

私の目線が髪の毛にいっていることに気づいて、「これ? 寝ぐせをなおす時間がなくて」と照れくさそうに話す男性。まわりがきちんとした服装の男女ばかりだからか、寝ぐせのままで来ていた男性が目立っていました。キマりすぎているよりも、寝ぐせがあるぐらいのほうが愛嬌があっていいのかもな…とふと思っていたら、「やっぱり完璧すぎない男のほうがいいでしょ?」と言われ、まさかわざと寝ぐせをそのままにしてきたのかとビックリ。自然体ならまだしも、意図的にやってくるのはなんだかなあと、すぐその場をあとにしたのでした。

3. のどが渇きすぎる男

それは30代の男女が集まる飲み会に参加したときのこと。まだ日のある時間から行われたこともあって、参加者もさほどお腹がすいていないため、「とりあえずビール!」と乾杯。ぼちぼちおつまみなどを選ぼうとメニューを見ていました。

すると、いつ飲み切ったの? というぐらいの早ワザでビールジョッキを空けた男性が、「もう一杯!!」とおかわりをオーダー。「飲むのはやいねえ」なんてまわりが言うと、「ちょっと走ってきたから」と応える男性。ジョギングが趣味だとかで、早く到着したために近くをぐるっと走っていたのだそう。

そんな会話を聞きながら、まだメニューを選んでいた女性陣でしたが、おつまみのオーダをしようとしたときに「おかわりも頼んでくれる?」と、またもやビールジョッキを飲み干した男性が、今度はオーダーしようとするこちらにおかわりを依頼。その様子を見て、さっきまでは「はやいね」とただ驚いただけだったまわりも、「もう3杯目?」とちょっと引き気味な感じ…。喉が渇きすぎた男性は、そんなことはおかまいなしに、走ったあとに一気に2杯も飲んで超ゴキゲン。女性陣はさらに引いていったことは言うまでもありません…。

運命の人に出会うまでは、試行錯誤することもあるかもしれません。でもあきらめなければ、出会うはず。みなさんの恋がうまくいきますように!

文・かわむらあみり

Information

かわむらあみりの本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)が2024年4月1日に発売しました♪
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