「イケメンでもガックリ…」婚活女性が出会った「テンションサゲ男」たち

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第179回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その64をお届けします。

1. 向上心が高い男

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【結婚引き寄せ隊】vol. 179

それは婚活の女友達に誘われて行った食事会でのこと。婚活友達は、あるセミナーで知り合った男性と意気投合して、「友達も誘ってみんなで一緒にごはんを食べに行こう」という話になったということで、参加。

指定された都心の小洒落たレストランにいざ行ってみると、大人数かと思いきや、婚活友達と私の女性ふたりと、ごはんに行こうと言い出した男性とその友達という、男女4人での食事会でした。婚活友達からは、「知らない男性も来るから出会いにつながるかも」と聞いていたので、この人数だとどうだろうと思いつつ、すでに知人同士となっていたふたりがいたこともあって、食事会はなごやかに進みました。

4人でいろいろな会話をしていたら、仕事の話に。いまの仕事以外にもっと自分に合う仕事があるかもしれない、とポロッと悩みを打ち明けた婚活友達に、相手の男性は「すごいいいことだよね!」と褒め称え、「今度、ビジネス系とか教育系のセミナーに行こうと考えていたんだけど、一緒にどう?」とのこと。

自分には無関係だろうとふたりの話をただ聞いていたこちらにも、その男性は「一緒にセミナーに行ってみる?」と、声をかけてきます。しかも、男性ふたりとも人として成長したいらしく、「時間があればセミナーを探して行ってる」とかで…。婚活どころか、ただのセミナーの勧誘飲み会なのではと、なんとなく居心地が悪くなり、期待はずれでガッカリしながらトボトボと家に帰ったのでした。

2. しぶしぶ来る男

それは出会いのない私を心配した友達に、紹介を頼んでいたときのこと。信用できる友達に、彼女から見た私に似合う男性で、さらにこちらの好みのタイプだろうという男性がベストだと伝えたところ、「いい人いたから、今度このお店に飲みに行こう」と連絡がありました。

事前に聞いていた相手の情報としては、こちらよりも年下で、モテそうだけどまじめで女っ気がないとか。具体的にプロフィールを聞いたわけではなく、ざっくりと相手がどんな感じかを知っただけだったので、まじめなのはイイことだけど、どんな人が来るんだろうな…とドキドキしていました。

そして飲みに行く日となり、指定されたお店へ到着すると、そこには思っていたより何倍ものイケメンが待っているではないですか!  イケメンだと緊張してしまうため、年上だというのにモジモジしながら、友達を含む3人で飲むことになりました。

正直なところ、「イケメンが来た!」と浮かれてしまい、話の内容はあまり頭に入っていなかった私。あとから友達に「どうだった?」と聞かれ、すごく気に入っている、と元気いっぱいに返したのですが…。あとでわかったのは、友達の仕事相手の男性だったということで、さほど恋人作りに興味がないけれど頼まれてしぶしぶ飲み会に来たんだそうで、結果「お仕事することがあったらよろしくお願いします」と、ただのビジネス飲みで終わったのでした。トホホ。

3. 三度目の男

それは30代がメインの婚活パーティに参加したときのこと。飲み会、友達からの紹介と、すでにさまざまな出会いの場にせっせと通っていた私は、婚活パーティも多数チェックしていました。幅広い年齢層や企画をしている運営会社のパーティによく行っていましたが、空振りが続いていたため、さほどメジャーではない運営会社主催のパーティに行ってみることにしたのです。

婚活パーティの会場に着いて、受付で自分のナンバーカードを受け取り、プロフィールカードに記入。番号に沿った席が決まっていたため、その番号の席に座ると、少し離れた席に座っている男性参加者が目に留まりました。

あれ? 男性陣の座席の真ん中に座っている人、どこかで見たような気がする…と思っているうちに、パーティはスタート。自己紹介タイムが始まります。このパーティでも、最初の自己紹介タイムはわりと短めで、笑顔を絶やさず、簡潔に自己紹介。どんどん次の人へとバトンを渡します。

そんなとき、最初に“どこかで見たような気がした“男性が挨拶にまわってきました。「はじめまして」と、しっかりと目が合った状態で、さっきよりも至近距離で自己紹介を始めると…あれれ? このプロフィール内容、なんか知ってる!

先月別の会社の婚活パーティでもバッタリ再会してしまった男性だ!! と気づきました。ハッと顔をあげると、その男性も口には出さないものの、同じように「何度も婚活パーティで会ってるぞ」という面持ちで深〜いほほえみを返してきました。話自体は深くしませんでしたが、ご縁がない男性とは、何度会ってもそこまでで終わりだなあと実感。自分だけでなく、男性も婚活をがんばってるんだね、と気まずいながらもなぜか「私もがんばろう」と思ったのでした。

結婚につながる運命の出会いを探していると、なかなかしんどいときもあるかもしれません。でも、あきらめないで! 前向きにがんばる姿はきっと実を結びます!! みなさんの恋愛や婚活が成功することを応援しています!

文・かわむらあみり

Information

かわむらあみりの本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)が2024年4月1日に発売しました☆ よかったら、かわむらあみりの本をご覧いただき、SNSもチェックしてくださるとうれしいです!
https://amirikawamura.com/


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