アルパカとオカピに反応したら、ママ仲間!?【新連載・テレビはおともだち】

テレビはおともだち アルパカとオカピに反応したら、ママ仲間!?【新連載・テレビはおともだち】

最強フレーズ! 「アルパカ パカパカ ちょっとオカピ〜♪」

はじめまして!  テレビウォッチャーママの、かわむらあみりです。

親子で鑑賞できて、周りのママ友との共通の話題になることもあるテレビは、私にとっては「もうひとりのおともだち」。娘・うーちゃんと一緒にテレビを観るなかで感じることを綴っていきますね。

第1回目にピックアップするのは、子ども番組の定番中の定番、「おかあさんといっしょ」(NHK Eテレ・月~土曜日 午前8時)! 

うたのお兄さんとお姉さんが楽しく歌や踊りを披露し、コーナー「パント!」「しりとりれっしゃ」、人形劇「ガラピコぷ〜!」やアニメーションなどの多彩な企画がずらりと登場します。

季節を感じる歌を大きな身振り手振りでパフォーマンスをするお兄さんとお姉さんに、うーちゃんは、歌の楽しさや季節の移り変わりを教えてもらっている様子。

同番組を観だした頃は、だいすけお兄さんとたくみお姉さんがメインの歌を努めていました。それに人形劇も違うキャラクターでしたし、いろいろと企画は変化していますが、現在4歳になったうーちゃんはそのあたりの記憶はあまりないようです。

うーちゃんは、今のゆういちろうお兄さんとあつこお姉さんら、歌のお兄さんとお姉さんが繰りだすさまざまな歌を覚えて歌っています。

まだ字幕を追うほどまではいかないのに、「完全なる耳コピ(!!)」で歌詞を覚えている姿に驚くばかり!

歌詞が聴きとりきれなくてわからないところは、4歳児が知っている限りのボキャブラリーを駆使して、さもそれが本当の歌詞のように歌ってのけることも(それがおもしろすぎて吹き出すことも!!)。

脳内でリフレインする「ブンバ・ボーン!」の歌詞

「おかあさんといっしょ」の数ある企画や歌の中でも、一番うーちゃんを魅了しているのは、番組終了直前に披露される歌「ブンバ・ボーン!」!! 

長年変わらずに体操を担当するよしお兄さんが中心となって、「パント!」のりさおねえさんやゆういちろうお兄さん、あつこお姉さん、一般公募で参加している子どもたちとフィナーレを飾るにぎやかな場面です。

音楽に合わせて、飛んだり跳ねたり、さまざまなポーズをとるよしお兄さんにならって、子どもたちも立ったり座ったり踊ったりと忙しそう。うーちゃんもテレビを観ながら上へ下へとダンス! ダンス!! 

これらの動きは運動能力を高めるねらいがあるようですが、それよりも注目したいのが、歌詞にたくさん出てくる「動物たち」。

さかな、とかげ、パンダ……そしてトンネルを抜けるとそこにいるのは、アルパカ! しかも、アルパカがパカパカ歩いているうちに、なぜか〝ちょっと〟オカピに変わります。

「テレビはおともだち-第1回」イラスト

大人が歌詞だけを見つめていると疑問満載なのですが、楽しい振り付けとリズムに合わせると不思議なことに、一点の曇りもなく子どもたちへの歌詞を受け入れられるばかりか、とくにこの「ブンバ・ボーン!」の「アルパカ パカパカ ちょっとオカピ〜♪」というフレーズが、脳内でリフレインしまくるのです。

そして歌詞にはオカピのあと、ミーアキャット、フラミンゴとさらなる動物が出現。元気いっぱいに体を動かしながらも、たくさんの動物たちを知ることができるこの歌は秀逸。この歌がなかったら、小さい子どもにオカピやミーアキャットをあえて説明する機会はなかったかもしれません。

先日、上野動物園に行ったときのこと。

オカピの檻の前で、「これなぁに?」と言ううーちゃんに説明しようとしたら、近くにいた親子連れのママが子どもに「あっ! アルパカ、パカパカ、ちょっとオカピ〜♪ のオカピがいるよー」と勢いよく説明していました。

それが聞こえたうーちゃんも納得。

もちろんわたしも同じように説明しようと思っていました。全然知らないママなのに、仲間だけに通じる合言葉を聞いたようでうれしくなりました。