好きなキャラで子どもの傾向がわかる!?「それいけ!アンパンマン」【テレビはおともだち】

テレビはおともだち 好きなキャラで子どもの傾向がわかる!?「それいけ!アンパンマン」【テレビはおともだち】

この連載は……

ママになって、子ども番組の斬新さと奥深さに感動した!というライターのかわむらあみりさんが、娘のうーちゃんと日々楽しんでいる「テレビ番組」について綴ります!

子どもたちにミラクルパワーを放つ個性的なキャラクターたち

第2回目にピックアップするのは、アニメ「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ・関東は金曜日午前10時55分)。やなせたかし先生の絵本が原作の国民的アニメです。

アニメはもちろん、関連グッズやおもちゃ、施設・アンパンマンミュージアムやミュージカルショーなど、観たり・さわったり・学んだり・楽しんだりと、さまざまな場面で親しむことができるアンパンマン。

娘・うーちゃんは、0歳でぬいぐるみ、1歳で絵本、2歳で映画やアニメ、3歳でアンパンマンミュージアムとミュージカルショーと、年齢とともに、アンパンマンにふれ合う機会がたくさんありました。
4歳の今も、毎週アニメでは新しいお話が放送されるので、録画して楽しく観ています。

アニメには、正義のヒーロー・アンパンマンと、対するいたずらっこ・ばいきんまん、ほかにもジャムおじさんやしょくぱんまん、ドキンちゃんやホラーマンなど子どもにもわかりやすいキャラクターがいっぱい登場します。
単独のアニメシリーズでは最多のキャラクター数ということで、なんとギネス世界記録にも認定されているほど。

放送30周年を迎えてもなお新キャラクターが登場するため、現在その数は未知数です。こんなにもたくさんだとは、これまで全然知りませんでした。

乳児のときはとくに、うーちゃんが泣いてたいへんなときでも、アンパンマンのぬいぐるみやおもちゃを見せると、落ち着くこともありました。親になっていなければ、こんなにもアンパンマンが子どもに影響力があるとは、わかっていなかったでしょう。

アンパンマンがヒーローで主役なのは確かなのですが、子どもたちがみんなアンパンマンが一番好き、というわけではないのがおもしろいところ。

保育園のおともだちの中でも、「アンパンマンがだいすき!」という王道系から、「カレーパンマンがいい」「あかちゃんまんがすき」「ばいきんまんがカッコいい」というように、仲間たちだったり敵が好みだったりと、お気に入りのキャラクターは意外とばらばら。きちんと好みがわかれるのがちょっと意外でした。

テレビ画像

メインなのか、たまに登場する印象深いキャラクターなのか、いったいだれが好きなのか? という視点から、その子どもの趣味や傾向を把握することができそうです。

アニメでは、アンパンマンが新しい顔に交換したあと、パワー満点になったときには「げんき100ばい! アンパンマン!」、敵をやっつけるときは「アーンパーンチ!」といった決めぜりふを放ちます。

それに合わせてうーちゃんも「げんき100ばい!」と元気にさけぶことも。

アンパンマン以外でも、メロンパンナちゃんが攻撃するときに放つ「メロンパンナの、メロメロパ〜ンチ♡」や、てんどんまんが両手足をリズミカルに動かしながら陽気に歌う「♪てんてん どんどん てんどんどん♪」、ばいきんまんに続いてドキンちゃんが現れるときに言う「ドキンちゃんもいまーす!」、ばいきんまんらがやっつけられて飛んで行く際の「ばいばいきーん」など、キャラクターごとに印象的なせりふがあります。そんなところも、子どもが役になりきりやすく工夫されているのかもしれません。

ときどき、うーちゃんは「メロメロパ〜ンチ♡」とメロンパンナになりきるときがあって、「じゃあ、ママはてんどんまんね〜」と役柄を指名されます。そんなときは「♪てんてん どんどん てんどんどん♪」と、リズミカルに踊って、てんどんまん役をまっとうします。本当はカワイイあかちゃんまんがお気に入りなんですけどね。

そんなチャーミングなキャラクターとせりふが届けられる「それいけ!アンパンマン」を観ていると、長く広く子どもたちに愛されるのも納得なのでした。



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