ダウンタウンのお笑いパワーは子どもにもインパクト大!【テレビはおともだち】

テレビはおともだち ダウンタウンのお笑いパワーは子どもにもインパクト大!【テレビはおともだち】

この連載は……

ママになって、子ども番組の斬新さと奥深さに感動した!というライターのかわむらあみりさんが、娘のうーちゃんと日々楽しんでいる「テレビ番組」について綴ります!

子どもからおとなまでが楽しめる「笑ってはいけない」シリーズ

第5回目にピックアップするのは、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系列 日曜23:25)の年末特番で、昨年末に放送された「大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!」です。

通称「ガキ使」の「笑ってはいけない」シリーズは、初期の頃をのぞいて現在はほぼ大晦日の恒例年越し番組として人気の高い、お笑い番組。
大阪出身のわたしは昔からダウンタウンさんが大好きで、学生時代は心斎橋筋2丁目劇場やうめだ花月などへ足を運んだり、ラジオ番組へ投稿したりしていたことも。

お笑い好きのママとなったいまは、ダウンタウンさんはもちろん、いろいろなバラエティ番組をよく観ます。
その影響もあって、娘・うーちゃんも一緒にお笑い番組を観る機会が多くなりました。お笑い番組の中で、うーちゃんのいまのお気に入りは、この「〜トレジャーハンター24時!」。

さすがに子どもがリアルタイムで番組を全部観ることはありませんが、録画しているので、令和になったいまも時間があると鑑賞することがあります。
番組は長時間ですし、ときどき子どもには見せられないようなシーンもあるものの、取捨選択して鑑賞すると、一緒に楽しめるところもいっぱい。

うーちゃんはたまに「お笑い観たいなぁ」とつぶやき、そんなときにリクエストされるのは、「〜トレジャーハンター24時!」内の「絶対に捕まってはいけない」というコーナーです。

同コーナーでは、毎年敵に捉えられるダウンタウンの松本人志さんを救うために、相方の浜田雅功さんはじめレギュラーメンバーとゲストが、敵に絶対に捕まらないように逃げながらも救出作戦を行う、壮大な“鬼ごっこ”が繰り広げられます。

鬼ごっこ

ママとしては、ほかにもシーンがたくさんあるのに、なぜこの「絶対に捕まってはいけない」コーナーが好きなのかな? と最初は思っていました。

ですが、 “鬼ごっこ”という図式が、日常生活で子どもたちも行う遊びと同じだから、小さい子にもなじみやすく、わかりやすいのでしょうね。

現に、そんな “鬼ごっこ”ほどわかりやすくはないからか、毎週放送されている「ガキ使」のトークや企画コーナーの録画を観ても、うーちゃんはそれほど反応がありません。
うーちゃんがイメージする“お笑い”は、いまのところ「絶対に捕まってはいけない」コーナーの“鬼ごっこしながら笑えるシーンもある”様子がいちばん楽しいようです。

子どもの心をつかむ笑いと、おとなの心をつかむ笑いは、種類が違うもの。
そもそもおとなでも、人によって“笑いのツボ”は異なりますから、家庭ごとに楽しみごともかわってきますよね。 

お笑い番組を観ていても、おとなが観ているだけでは気づかない子どもの着眼点に、いつもながら驚かされる日々。
いつどこでどんなものに興味をもつのか、テレビと子どもの関係性は、やっぱり奥深いものがあるようです。 



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