いざという時にやっぱり頼れる?!じいじとばあばに預けるときに心がけたい3つのポイント
みなさんは、体調不良や仕事などで、どうしても子どものお世話ができなくなったとき、どのように対処しているでしょうか。
まだ乳児だと家で育児をしているママは多いですし、幼児だと普段は保育園や幼稚園に子どもを預けているママやパパもいるはず。
ですが、たとえばママが体調不良で倒れてしまったり、働くママが仕事のピンチで家に帰れなかったりすると、かわりに育児をしてくれる人はいるでしょうか。
急なときでも、ママのかわりにパパが子どものお世話をできればいいのですが、実際にはなかなかそれも難しいご家庭が多いかと思います。
そんなときに、ママやパパの両親に、子どもを預けることもあるかもしれませんね。
子どもにとっての「じいじとばあば」は、だいたいにおいて、愛情深く見守ってくれるあたたかい存在。
じいじとばあばと同居している、近くに住んでいるという場合は、いざというときに頼りになる存在だともいえるでしょう。
そこで、じいじとばあばに子どもを預けるときに心がけたいことを3つ、ご紹介します。
1つめは、「子どもがいつも使うアイテムの用意や必要なことを伝える」。
じいじとばあばの家に子どもを預ける場合、たとえば着替えやタオルなどの用意以外に、赤ちゃんならミルクや離乳食・食器やおむつの準備、幼児なら子ども向けのおやつや遊べる道具なども揃えて渡します。
じいじとばあばに家に来てもらってお世話をお願いするときも、「どの場所に何があるか」「ここの部屋は危ないから行かせないように」といったこともきちんと伝えましょう。
いずれの場合も、「うつぶせには寝かせないで」「アレルギーがあるからこれは食べさせないでください」など、子どもに関連することを明確に伝えておくのが大事。
また、ママやパパの連絡先をしっかりと伝え、預けている身としては定期的に外から連絡を入れて、子どもの様子を確認できるとなお安心ですね。
2つめは、「親世代の年齢では難しいことは頼まないようにする」。
ママやパパでも疲れることのある育児は、じいじとばあばの世代だとさらに負担となる場合もあります。
たとえば、子どもと散歩や公園へ行って遊んでもらいたいときに、子どもが思いがけない行動をとってケガをしたり、道路へ飛び出したりすることも。
そんなとっさのことがあった際、ママ・パパ世代よりも高齢となるじいじ・ばあば世代には、機敏な動きが難しいこともあるかもしれません。
それに、あまりにも長時間におよぶ育児のお願いは、じいじとばあばの集中力と体力をうばうことにもなりますから、短い時間で部屋でのお世話を頼むなど、“無理のない範囲でのお願い”にしたいものです。
3つめは、「日頃からコミュニケーションを忘れないようにする」。
普段はめったに連絡をとらないのに、困ったときだけ甘えて利用するような印象を持たれてはもったいないことです。
じいじとばあばだって、かわいい孫に会えるのはうれしいはずですから、何かがあったときにだけ頼るのではなく、日頃からコミュニケーションをとっておくことも必要。
そして一番大事なのは、子どものお世話をしてもらうことを当然だと思わずに、きちんと感謝の気持ちを持ち続けることです。
何かをしてもらったら「ありがとう」と言う、時にはスイーツなどをお土産に持参してねぎらいの言葉をかけるといった、心くばりを忘れないようにしたいですね。
文○かわむら あみり