テレビはおともだち なにげないものに耳を澄ませる探究心が育つ「オトッペ」の世界！ 【テレビはおともだち】

この連載は……

ママになって、子ども番組の斬新さと奥深さに感動した！というライターのかわむらあみりさんが、娘のうーちゃんと日々楽しんでいる「テレビ番組」について綴ります！

5分間という短時間ながら「音」に親しめるアニメ

第12回目にピックアップするのは、アニメ「オトッペ（NHK Eテレ 月〜金曜日 午前8時40分）」です。

同番組は、世界一のDJを目指す音が大好きな少女・シーナが、音から生まれたふしぎな生き物 オトッペ たちが暮らすオトッペタウンで旅をする物語。「耳」を澄ませるとなにげないものがいろいろな音を出していることを子どもたちも発見できるのが、見どころのひとつ。

身のまわりの音を集めてDJプレイすることが好きなシーナは、風のオトッペ・ウィンディや金属のオトッペ・メタルクなどの個性的なキャラクターに出会います。娘・うーちゃんはウィンディが、ママは水のオトッペ・ウォッタがお気に入り。

現在のわが家では、「オトッペ」が始まる時間は保育園に行く時間と重なるため、番組のオープニングテーマが始まると、家を出る準備を完了させます。

だいたいは7時台から起きて、親子で朝ごはんを食べ、歯磨きをして、髪の毛を結って、お着替えなどをすべて終わらせておくのがベスト。「オトッペ」は5分という短編アニメ番組なので、5分の間に保育園の用意の最終確認をして、番組終了とともに家を出ることが多いかもしれません。

私が会社勤めをしていたときは、5時台か6時台に起きて身支度をした後に家族を起こし、7時30分までには家を出ていたので早朝の番組しか観ていませんでした。テレビをつけていると時間表示を観なくても「この番組が始まっているということはもう朝ごはんの準備だな」といった具合に、テレビが進行係の役割を果たす面も。

うーちゃんは時計がわかるものの、なんとなくテレビでの時間配分も覚えていて、「オトッペ」が始まると「ママー！ もういくじかん」とキッチンにいる私を呼びに来てくれたり、「オトッペ始まっちゃったからいそがなきゃ〜」と言って急いで着替えたりしています。

それに番組のオープニングデーマの「ウキウキオトッペ」や新エンディングテーマの「ミーチャッタ・ダンス」など、音に着目しているアニメだからこそ、耳に残りやすい楽曲も多く、子どもたちにも覚えやすいフレーズがたくさん。

5分という短時間ながら、わが家では進行係としても役立っている「オトッペ」は、これからもうーちゃんを楽しませてくれそうです。

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