【今月のエンタメ】94年間ありがとう!  愛される「としまえん」四季折々の花々と遊園地にときめいて

【今月のエンタメ】94年間ありがとう! 愛される「としまえん」四季折々の花々と遊園地にときめいて

この連載は……
子どもやママ、家族や親せきなど、皆で楽しめる「エンタメ情報」をライターのかわむらあみりさんが、月イチでお届けします!

Hanakoママをご覧のみなさん、コロナ禍でおうち時間が長くなっている方も多いかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。そんなおうちで楽しめる音楽や映画情報、気をつけながら外出する際のお出かけレジャー情報など、幅広いエンターテインメント情報をこれから毎月、お届けしていきます。

記念すべき第1回目では、今年の8月31日で94年の歴史に幕を閉じる、東京都練馬区にある、水と緑の遊園地「としまえん」をご紹介します。

都心にある「としまえん」は駅近でとっても便利。思い出のある方々も多いのではないでしょうか。

今夏は、東京都民に愛される「としまえん」にダッシュ!!!

そもそもの歴史は深く、1926年、財界人の1人・藤田好三郎氏が所有していた土地を、運動と園芸を東京市民に広く奨励するために公開したのが、としまえんの始まり。また、この土地を治めていた武士・豊島左近太夫景村(としまさこんだゆうかげむら)の居城跡にあたることから、名前もそれにちなんで、「豊島園」と命名されました。

東京に住んでいる人には親しみのあるとしまえんには、私も結婚前に夫とデートしたこともありますし、子どもが生まれてからは、家族で遊びに出かけたことがあります。練馬区出身の夫は、成人式をとしまえんで迎えているので、より一層、閉園することがさびしいようです。

風船のアーチの前で記念写真☆右は「としまえん公式キャラクター」の「エル・ドラド」、真ん中は「カルーセル」です。

あらためて、としまえんの魅力をみていきましょう。大正時代から愛されてきたとしまえんは、都心から近く、西武池袋線ほかの「豊島園」駅からすぐの立地にあって、とっても便利。遊園地もプールも屋外アイススケートもあるうえに、春は満開の桜の下でのお花見、初夏には彩り鮮やかなあじさい祭りなど、四季折々の自然が楽しめる場所なんです。

さらに隣接して、バーデと天然温泉が満喫できる「豊島園 庭の湯」があったり(「庭の湯」は9月以降も営業)、西武池袋線・都営大江戸線豊島園駅横には「ユナイテッド・シネマとしまえん」があったりと、近隣にも楽しみポイントが点在。

家族みんなで楽しめるライド&アトラクションが充実

としまえんのライド&アトラクションのなかでも人気が高いのは「としまえんのシンボル」ともいわれ、100年以上の歴史がある、伝説の回転木馬「カルーセルエルドラド」。

メリーゴーラウンドといえば、この「カルーセルエルドラド」が有名。昼と夜で違う表情が味わえます。内装も華やか!

1907年、ドイツのミュンヘンの名工であるヒューゴー・ハッセの手によって造られ、ヨーロッパ各地をめぐった後、アメリカのコニーアイランドにある遊園地へ渡り、1971年にとしまえんにやってきました。2010年には、日本機械学会により 『機械遺産』 に認定された「カルーセルエルドラド」からは、夢とロマンを感じますよね。

優雅な天井の絵や木馬は見るだけでも楽しく、昼と夜でもまた違う雰囲気を醸し出していて、魅力的。わが家でも、仲良く「カルーセルエルドラド」に乗ったことを思い出します。

遊園地の乗り物には身長制限があるため、小さいお子さんだと乗れるものと乗れないものがありますが、身長110cm未満でも付き添いがあれば、こちらは乗車OK。今後の「カルーセルエルドラド」の行方が気になる読者のみなさんもいると思いますが、としまえん閉園後は、一度解体してメンテナンスを行い、保管されるそうです。ひとまず、よかった!

第11回キッズデザイン賞で『内閣総理大臣賞』を受賞した、新型車両40000系を模したミニ電車。

お子さんが自分で運転できる、電車型ライドの「チャレンジトレイン」も人気。西武鉄道の車両を模したミニ電車のハンドルを操縦できます。男の子も女の子も楽しい、電車運転。西武線がミニサイズになった線路もリアルですし、出発してから停車する駅もいくつかあるんですよ。

私たち家族でとしまえんに行ったときは「チャレンジトレイン」の新型特急「Laview(ラビュー)」のミニ電車に乗って、乗車記念の旗もいただきました。こちらもお子さんの身長110cm未満でも、付き添いがいれば乗車できます。

わが家もとしまえんで楽しい時間を満喫。ママと子でマトを狙って水鉄砲を飛ばします。おもしろかった!

2人乗りのクルマに乗り込んで、動物たちに隠れているマトを水鉄砲を使って狙い撃つ「スナッピー」は、なんども試したくなるおもしろさ。わが家では数回、乗りました! こちらは身長110cm未満でも付き添いがいれば乗車OK。

お気に入りの帽子をかぶった子とパパで、いざ荒海へ。父子でキャッキャと楽しそうでした!

続いて、波に揺られるタグボートの動きを再現し、左右にスイングしながら、ゆっくり回転する「ロッキンタグ」。ファミリー向けのライドとなっていて、わが家ではパパと子で乗車しました。身長90cm以上利用可能(110cm未満は付き添い必要)なので、スイングが大丈夫なら、小さいお子さんも乗れるのがイイですよね。

コルク栓抜きのようなかたちで、2回転するローラーコースターはダイナミックです。

らせん状のコースを2回転(!)宙返りする、ローラーコースター「コークスクリュー」。急斜面を滑走した直後の2回転宙返りが、アクロバット飛行のよう。わが家ではまだ子どもが小さいので乗車未経験ですが、こちらは身長110cm以上利用可なので、ママやパパ、110cm以上のお子さんで絶叫系マシンがお好きな方にはぴったりです。

他にもさまざまなアトラクションがあるうえ、施設内にはボーネルンドがプロデュースした屋内型親子の遊び場「ASOBRAVO!(アソブラボー)」、身近な動物たちやちょっと珍しい動物たちと実際にふれあえる、小さな動物園「ふれあいペットガーデン」など、遊びどころが盛りだくさん!

また、最後の夏のオープンとなる「としまえんプール」では、人気ナンバーワンの『ハイドロポリス』に、数種類もある多彩なスライダーが勢揃い。こちらは身長110cm以上のお子さんのご利用可です。小さなお子さんも楽しめるのは、ゆらりゆらりと水に流れて遊べる、ドーナツ型の「流れるプール」、木の下を小川のようにサラサラ水が流れる、幼児用の「こどものプール」などがありますよ。他には開催日限定で夜9時まで営業している「ナイトプール」なども。

閉園まであと少し!  ファイナルイベントも見逃さないで

たくさんの見どころがあるとしまえんですが、8月31日の閉園までの「ファイナルイベント」も続々決定しています。オリジナル謎解きゲーム「時空を超えて としまえんの謎を解け!〜94年間のありがとうを込めて〜」は、7月23日(木)から8月31日までの土・日・祝日と、お盆期間は8月7日(金)から16日(日)、28日(金)から31日(月)に開催。いずれも11:00から16:00の受付となります。

としまえんの園内を巡りながら手がかりを集めていく謎解きゲームで、謎を解いた方にはオリジナルシールがプレゼントされます(数量限定)。フライングパイレーツ下アーケードにある「カーニバルタウン内」で受付されるので、この機会に参加してみたいですよね。

また「94年間の歴史展 としまえんの卒業アルバム 〜みんなで彩る最後のページ〜」も開催されます。7月23日(木)から8月31日(月)までの11:00~17:00、フライングパイレーツ下にある「それいゆホール」で、としまえんの歴史を振り返るパネル展、話題の広告などが展示されます。この機会に、あらためてこれまでの歩みをじっくりと知るのはいかがでしょう。

わが家でもまた必ず「としまえんに行こう!」と家族で計画していますが、いよいよ閉園が迫ってきた時期でもありますので、心残りのないように、気になる方は足を運んでみては。

ただ、現在は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、遊園地もプールも日付指定の「事前予約制」となっています。入場に制限がありますので、オフィシャルサイトの予約項目を確認してみてください。混雑を避けて、安心・安全に、としまえん最後の夏を心に刻んでみませんか。

としまえん
東京都練馬区向山3-25-1
03-3990-8800

取材・文・一部撮影:かわむらあみり

取材・写真協力=豊島園