観て・考えて・操作する、視聴者参加型番組『天才てれびくんhello,』でワクワク体験【テレビはおともだち】
この連載は……
ママになって、子ども番組の斬新さと奥深さに感動した! というライターのかわむらあみりさんが、娘のうーちゃんと日々楽しんでいる「テレビ番組」について綴ります。
新シリーズはみやぞんと12人のてれび戦士が登場
第21回目にピックアップするのは、『天才てれびくんhello,』(NHK Eテレ 毎週月曜~木曜 午後6時20分)です。
『天才てれびくんhello,』は、1993年に放送を開始した「天才てれびくん」シリーズの最新バージョンで、2020年4月から始まりました。子どもたちだけが入れる空間“電空”が壊れてしまったちょっと先の未来を舞台に、12人の“てれび戦士”たちが、 “電空”を取り戻すため“エンジ(エンジニア)”のみやぞんさんと、さまざまな経験を積みながら奮闘する様子が届けられます。
前のシリーズで、西川貴教さんが扮する“マーヴェラス西川”が、歌とパフォーマンスでテレビの前の“茶の間戦士”を訓練する時間は、娘・うーちゃんだけでなく、ママも楽しんでいました。現在のシリーズでは、ANZEN漫才のみやぞんさんがMCとなって、その明るいキャラクターで子どもたちを盛り上げています。
番組では、テレビのデータ放送機能を使って、ミニゲームやクイズに参加できる、ゲームコーナーが子どもたちに大人気。とはいえ、もともと小学生向けらしい同番組は、5歳のうーちゃんにはちょっとおにいさん・おねえさん向けのため、以前はあまり興味のなかったうーちゃん。ですが、最近は視聴者参加型番組にも興味を持ち、リモコン片手に出題される問題を解くようになりました。
うーちゃんがテレビ鑑賞する番組はだいたい決まっているので、『天才てれびくんhello,』が放送される時間もだんだんと覚えてきて、ママとおしゃべりしていても「あ! そろそろ始まる時間だ!」と言って、リモコン片手にテレビのあるリビングへと移動して、スタンバイしています。
こうやって、「観る」だけでなく、クイズの答えを「考える」、リモコンを「操作する」といった立体的な行動を取れるようになり、その成長が視聴する番組からも感じ取れるようになってきました。
多角的に子どもたちをワクワクさせてくれる『天才てれびくんhello,』は、これからもうーちゃんを楽しませてくれそうです。