【今月のエンタメ】ジョンとヨーコの愛と平和の物語「ダブル・ファンタジー」展が開催

この連載は…… そのときどきで、子どもやママ、家族などで楽しめる「エンタメ情報」をライターのかわむらあみりさんが、月イチでお届けします！

Hanakoママをご覧のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。 「芸術の秋」ということで、今回の 【今月のエンタメ】第4回は、ママやパパにおすすめのジョン＆ヨーコの展覧会をご紹介します。

日本初公開の貴重なレアアイテムもずらり

ザ・ビートルズ時代から、数々の不朽の名曲を遺しているジョン・レノンと、ジョンが愛してやまない前衛芸術家のオノ・ヨーコ。もっともクリエイティブで影響力をもつふたりの物語を彼ら自身の言葉や作品、貴重な展示品で辿る画期的なエキシビジョン「ダブル・ファンタジー ジョン＆ヨーコ」展が、ジョンの生誕80年、そしてその生涯を閉じてから40年となる2020年10月9日から、東京・ソニーミュージック六本木ミュージアムで開催されます。

ジョン・レノンといえば、レジェンドアーティストとして世界中の誰もが知る存在ですが、日本が誇る芸術家・音楽家・平和活動家のオノ・ヨーコも、その活躍ぶりは国内外問わず知られている偉大な女性ですよね。今回の「ダブル・ファンタジー」展は、2018年5月から2019年11月まで、ジョンの故郷であるイギリス・リヴァプール博物館で開催された大規模展覧会が、今度はヨーコさんの故郷である東京で行われるというもの。

ジョン＆ヨーコのおふたりの日本の避暑地・軽井沢に、以前わが家も行ったことがありますが、かつておふたりが日本でよく滞在されていた万平ホテルに足を運ぶと、ジョン縁の品が展示されていて、その軌跡にほんの少しふれることができた気がしました。

そして筆者は奇跡的にヨーコさんにツイッターをフォローしていただいていたり、前に日本でヨーコさんが開催されていた「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」というチャリティー・コンサートでは、ヨーコさんのパワフルな歌とパフォーマンスを満喫したりしたこともあります。

こんなふうに、それぞれの人にとっての、ジョン＆ヨーコの思い出があるくらい、世界的にもビッグアーティストである二人の展覧会となると、見逃せませんよね。

時系列に沿って展開する展示は、ジョン＆ヨーコというおふたりの天才の誕生から、1966年のロンドン・インディカ・ギャラリーでの運命的出会いを経て、その後お互いに影響を与えあったアーティスト活動全般を巡り、現在まで続く “IMAGINE PEACE（イマジン・ピース）”キャンペーンを探訪できるようになっています。

東京展では、本邦初公開作品を含む独自展示コーナーも決定しています。ジョンが日本語を習得するために描いたローマ字とイラストによるスケッチの原画や、軽井沢での和やかな家族写真・アイテムなど、日本との絆を感じさせる品々が並ぶという貴重な機会。

ほかにも、ジョンの手描きのノートやイラスト、結婚後1969 年にアムステルダムとモントリオールで行われた有名な「ベッドイン」からのアイテムや、ジブラルタルでの結婚式の衣装、“WAR IS OVER! (if you want it)”などのふたりが共作したパフォーマンス・アート作品、Wish Tree（願かけの木）など、見どころ盛りだくさんです！

〔開催概要〕

ダブル・ファンタジー ジョン＆ヨーコ（DOUBLE FANTASY -John & Yoko）

開催期間：2020 年10月9日（金）〜2021 年1月11日（月祝）

[休館日は2020年12月31日、2021年1月1日]

場所：ソニーミュージック六本木ミュージアム　　

東京都港区六本木5-6-20

主催：株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント／株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ

チケット： 発売中