【今月のエンタメ】友情と冒険の物語『映画 えんとつ町のプペル』が贈るエール

【今月のエンタメ】友情と冒険の物語『映画 えんとつ町のプペル』が贈るエール

この連載は…… そのときどきで、子どもやママ、家族などで楽しめる「エンタメ情報」をライターのかわむらあみりさんが、月イチでお届けします!

Hanakoママをご覧のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
早くも12月となりました。さまざまなことがあった2020年ですが、もう冬の訪れを感じる季節となりましたね。

【今月のエンタメ】第6回は、クリスマスの2020年12月25日(金)に公開となる、『映画 えんとつ町のプペル』をご紹介します。

ゴミ人間・プペル(声:窪田正孝)と星を信じる少年・ルビッチ(声:芦田愛菜)はどんどん仲良しに。
©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

星を信じる少年は不思議な友達と大冒険

この映画の原作は、発売以来、累計発行部数59万部(2020年12月現在)超えの大ヒットを記録している、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんが描いた絵本「えんとつ町のプペル」(幻冬舎)。

西野さん自ら製作総指揮・脚本を手がけ、絵本では描かれなかったえんとつ町の“本当の物語”を描き出しています。『鉄コン筋クリート』(06)や『海獣の子供』(19)でも知られるSTUDIO4℃がアニメーションを制作、ファンタジックな町並みと魅力的なキャラクターを立体的に映像化しています。

ルビッチは父・ブルーノ(声:立川志の輔)が紙芝居で伝えたかった真実にやがて気づき……。
©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

物語は、いつも厚い煙に覆われた「えんとつ町」が舞台。空を見上げることを忘れた人々が暮らすえんとつ町で、星を信じるえんとつ掃除屋の少年・ルビッチが、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間・プペルと出会い、誰も信じていない星を見つけるために大冒険をするお話です。

プペルとルビッチのふたりでいれば、冒険だってできる。
©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

ボイスキャストも豪華。ダブル主演となるのが、プペル役の俳優・窪田正孝さんと、ルビッチ役の芦田愛菜さん。ルビッチのお父さん・ブルーノ役を落語家・立川志の輔さん、母・ローラ役を小池栄子さんが声を担当するほか、多彩なキャストが勢揃いしています。

ひと足お先に試写会で映画を観させていただきましたが、芦田さんは抜群の演技力でルビッチを表情豊かに演じ、窪田さんも朴訥としたプペルを味わい深く演じていらっしゃいました。ブルーノ役の志の輔さんは、西野さんから熱望されての出演とあって、いぶし銀の声が堪能できます。

毒々しくカラフルな映像とHYDEさんのボーカルがマッチ。MVはドラマ編やダンス編も。
©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

オープニング主題歌「HALLOWEEN PARTY-プペルVer.-」は、L’Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)、そしてロックユニットのVAMPS(ヴァンプス)のボーカリストでもあるHYDEさんが担送し、エンディング主題歌であり絵本のテーマソングでもある「えんとつ町のプペル」はロザリーナさんが担当。

「HALLOWEEN PARTY-プペルVer.-」は、もともとVAMPS主催のハロウィンライブイベントのテーマ曲だったものを映画用にリアレンジしたナンバーで、迫力もあって映画にマッチしていました。同曲のスペシャルムービーを写真家で映画監督の蜷川実花さんが監督し、その映像は映画公式サイトやYouTubeでも確認することができます。

ふたりはえんとつ町の人たちに、星を見せることができるのか!? 
©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

ルビッチとプペルの友情だけでなく、ルビッチとブルーノの親子の絆についても、描かれている本作。お父さんとの大事な思い出を胸に、不思議な存在であるプペルとともに踏み出したルビッチの冒険やいかに!? はたして、星を見つけることはできるのでしょうか? 気になる結末は劇場で確かめましょう。