『いないいないばあっ!』など乳幼児の人気キャラが集結した「NHKスタジオパーク」の思い出【テレビはおともだち】

『いないいないばあっ!』など乳幼児の人気キャラが集結した「NHKスタジオパーク」の思い出【テレビはおともだち】

この連載は……

ママになって、子ども番組の斬新さと奥深さに感動した!というライターのかわむらあみりさんが、娘のうーちゃんと日々楽しんでいる「テレビ番組」について綴ります!

教養番組を通してテレビの面白さに触れる

第26回目にピックアップするのは、『いないいないばあっ!』(NHK Eテレ 毎週月〜金曜 午前8時25分)です。

『いないいないばあっ!』は、1996年に放送スタートした0歳~2歳児が対象の教養番組。映像と音で感覚を揺さぶることによって、子どもたちが持つさまざまな可能性と能力を引き出す番組作りをしています。

大きな犬の男の子で好奇心いっぱいのキャラクター・ワンワン、うれしいときは頭のマラカスを鳴らす赤ちゃんキャラクター・うーたん、小学生ぐらいの女の子といったレギュラーメンバーが登場し、踊りや歌のアニメなどを織り交ぜて紹介していきます。

赤ちゃん向けの番組なので、それよりも少しおねえさんの娘・うーちゃんはいますごく夢中になるといった感じではありませんが、少しだけテレビを観る機会も出始めた3歳前後の頃は、おっきなワンワンやカワイイうーたんたちをジッっと鑑賞。子育てをする親子にとって、乳幼児向け番組を多く放送しているNHK Eテレは、おなじみのチャンネルですよね。

うーちゃんが乳児の頃、Eテレのような子ども向けはもちろん大人向け番組についても触れることができる、東京・渋谷のNHK放送センター内にある「NHKスタジオパーク」という施設に遊びに行ったことがありました。確か平日の朝はやくから並んだ記憶がありますが、施設の前には私を含む、赤ちゃんをベビーカーに載せたママがいっぱい。やっぱり親子に大人気です。

施設内には「スタジオカフェ」というレストランもあって、うーちゃんが食べたお子様ランチには、NHKのマスコットキャラクター「どーもくん」のランチョンマットもオマケで付いていました。久しぶりに施設のことを調べてみたら、残念ながらコロナ禍や建て替え工事の準備などで1965年からの55年間の歴史に幕をおろして、2020年5月で閉館になっていました。

いまも朝Eテレをつけているので、保育園に行く前に観ていますが、『いないいないばあっ!』では「とんとんトマトちゃん」の歌が耳に残っているという、うーちゃん。もうすぐ小学校に入学したら、NHKスタジオパークに遊びに行ったことも、赤ちゃん向け番組のことも懐かしく感じる日が来るのかなあと、明るい笑顔のうーちゃんの横顔を見つめながら、わが子の成長ぶりにしみじみとするママなのでした。

Eテレの番組たちは、これからもうーちゃんの成長とともに、さまざまな興味深さを与えてくれそうです。