妖怪たちのがんばりがおもしろい!“ドッキリ企画”でハラハラどきどき【テレビはおともだち】

妖怪たちのがんばりがおもしろい!“ドッキリ企画”でハラハラどきどき【テレビはおともだち】

この連載は……

ママになって、子ども番組の斬新さと奥深さに感動した! というライターのかわむらあみりさんが、娘のうーちゃんと日々楽しんでいる「テレビ番組」について綴ります。

アニメとも親和性が高い“ドッキリ企画”の数々

第29回目にピックアップするのは、バラエティ番組で見かける“ドッキリ企画”です。テレビ番組でいうと、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系 毎週土曜 午後8時)や、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系 毎週木曜 午後8時)がメイン。どちらも子どもには少し遅い時間からなので、我が家は録画して視聴することがあります。

「ドッキリGP」は、東野幸治さんと小池栄子さんがMCを努める番組で、ジャニーズのアイドルの方々が続々ひっかかる「秒でポップアップで登場&即退場」企画などがあります。なかでも、“鬼滅”大好きなママと娘・うーちゃんが印象深かった企画がありました。それは、アニメ『鬼滅の刃』の我妻善逸役の声優・下野紘さんが、レコーディングスタジオで熱唱していたら突然背後から猿にキックされた「秒で熱唱中に猿ドン」というドッキリ企画です。下野さん、リアクション最高で、親子で大爆笑しました。

そして、うーちゃんがもっとも好きな企画は、「ゲゲゲの鬼太郎妖怪ドッキリ」シリーズ。たとえば妖怪「唐傘」にお笑い芸人のかまいたち・山内健司さんが、妖怪「ろくろ首」に女優の山村紅葉さんが扮して、やってきたタレントさんを驚かせます。アニメなどで子どもには馴染みのある“妖怪”とドッキリ企画がドッキングしたものだからか、「ようかいがいっぱいいてねぇ、びっくりさせるからおもしろいんだよね」と、うーちゃん。

「モニタリング」は、お笑い芸人のブラックマヨネーズのおふたりがMCを努める番組で、ありそうでありえない場面に遭遇した人々が、どんな行動を取るかをモニタリングします。最近印象深かったのは、ママがいまハマっているアニメ「呪術廻戦」(TBS系 毎週金曜 深夜1時25分)のニセ声優オーディション企画。主人公の虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)役の榎木淳弥さん、東堂葵役の木村昴さんという人気声優がA.B.C-Zの河合郁人さんにドッキリを仕掛けていて、なんとも興味深かったです。

実際に、声優さんがアニメに声を当てる場面にも見入ってしまいましたが、木村さんは、うーちゃんが毎週観ている「ドラえもん」(テレビ朝日系 毎週土曜 午後5時)のジャイアン役としても知られているので、その様子を観ながら「この人がジャイアンなんだねえ」と楽しそうなうーちゃんです。

ドッキリ企画がゆえに、うーちゃんは「あれはわかっちゃうよねえ」とか、「次はどうなるんだろう?」と、いつ仕掛けがバレるかバレないか、興味津々の様子。いろいろと考察することができるのも、楽しめる要素なのでしょうね。そんな“ドッキリ企画”は、これからもうーちゃんをワクワクさせてくれそうです。