コラム清原果耶の透明感と爽やかさも魅力!朝ドラ『おかえりモネ』の鮮やかさ

こんにちは、テレビウォッチャーで、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。Suits womanでテレビをテーマにした連載コラムを書いています。

今回は、連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか)をご紹介します。

自然のなかで育ち天気と向き合うヒロイン

ヒロイン・永浦百音役の清原果耶さんの爽やかさ! (C)NHK

連続テレビ小説『おかえりモネ』は、海の町である宮城県の気仙沼に生まれ育ち、森の町である宮城県の登米(とめ)で青春を送る、清原果耶さん演じるヒロイン・永浦百音(ながうらももね)が成長していく姿を描いています。天気にとことん向き合う「気象予報士」という仕事を通じて、百音が人々に幸せな未来を届けていくという、希望の物語なんです。

百音(愛称:モネ)役を演じる清原さんは、2002年1月30日生まれの現在19歳。2014年に「アミューズオーディションフェス2014」グランプリを受賞し、2015年に連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビュー。2018年には、ドラマ10『とうめいなゆりかご』(NHK総合)で初主演を果たし、2019年には連続テレビ小説『なつぞら』にも出演するなど、同局に縁のある清原さん。

今回ヒロインを務める『おかえりモネ』では、『透明なゆりかご』の脚本を手掛けた安達奈緒子さん、制作統括の須崎岳さんと、再タッグ。今作の公式サイトでも、「一緒にやらせていただきたいと思っていたので、すごくうれしかった」とコメントしている清原さんは、朝ドラ出演についても「『あさが来た』で初めて出させてもらい、『なつぞら』で帰ってこられたときもうれしかったのですが、まさかの3作目ということで、本当に光栄です」と喜びもひとしおの様子がうかがえます。

命の尊さを問うシリアスなドラマ『透明なゆりかご』では、産婦人科で起きる衝撃的な出来事に真正面から取り組む、アルバイトの看護助手として働く17歳の主人公・アオイ役をフレッシュに演じていた清原さん。今回は、毎日の朝を彩る『おかえりモネ』で、自身の人生や未来について試行錯誤しながら、一生懸命前へ進んでいこうとするモネを鮮やかに演じています。

モネは、自然豊かな島で両親・祖父・妹と暮らしていましたが、高校卒業と同時に実家を離れて、ひとりで内陸へ移住。ですが、大学受験にことごとく失敗して、祖父の知り合いで登米の山主である、名物おばあさんの元に住み、林業や山林ガイドの見習いの仕事をしています。あるとき、東京からやってきた人気の気象キャスターと出会い、山で豪雨に見舞われたことで「気象予報士」という資格に興味を持つモネ。これからどのような選択をしていくのか、気になるところです。

続いては、実力派俳優たちが演じる、モネを取り巻くまわりの人たちについても見ていきましょう!

ヒロインを取り巻く個性的なキャラクター

連続テレビ小説『おかえりモネ』は、宮城県を舞台に、清原果耶さん演じるヒロイン・永浦百音(愛称:モネ)が「気象予報士」という天気と向き合う仕事を通じて、人々に幸せな未来を届けていくという、希望の物語です。

モネを取り巻く人たちは、それぞれが興味深いキャラクターばかり。モネの父・耕治役に内野聖陽さん、母・亜哉子役に鈴木京香さん、祖父・龍己役に藤竜也さん、妹・未知役に『透明なゆりかご』でも共演していた蒔田彩珠さん、登米の山主・新田サヤカ役に夏木マリさんほか、実力派がそろいます。

物語の語りを務めるのは、モネの祖母・雅代役も担う竹下景子さん。竹下さんは、同局のプレミアムドラマ『70才、初めて産みますセブンティウイザン。』(2020年)で、70歳で超超超高齢出産するという驚きの役を演じていたのも記憶に新しいところですが、『おかえりモネ』での軽やかな語りは、ドラマに実にマッチしています。初回放送では、雅代が少し前に病気でこの世を去り、いまは「牡蠣に生まれ変わった」という告白!? に思わず、微笑んじゃいました。きっとこれからも、海の中から愛をこめて、物語を紹介していってくれるはずです。

さらに、忘れちゃいけないイケメンのみなさんも! モネに気づきを与えて、将来の道へのヒントとなった存在の気象キャスター・朝岡覚役の西島秀俊さん、無愛想だけれど何か隠された過去がありそうな医師・菅波光太朗役の坂口健太郎さん、モネの同級生で高校卒業後すぐ漁師見習いになった及川亮役の永瀬廉(King&Prince)さんなど。今後それぞれがどんなふうにモネと交流していくことになるのか、目が離せませんね。

さて、5月31日からは、第3週「故郷(ふるさと)の海へ」が放送されています。気象予報士の資格に興味を持ったモネは、さっそく専門書を買って天気の勉強を開始。やがて夏になり、祖母・雅代の初盆に合わせて気仙沼の実家へ帰省するモネ。そこで、漁師になった亮や幼なじみと久しぶりに再会し、中学時代の吹奏楽部の思い出や恋の話で盛り上がります。でも、実は故郷に複雑な思いを抱えていたモネの心境とは……! 今後も要チェックです。

連続テレビ小説『おかえりモネ』
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/

かわむらあみりのテレビウォッチング
https://suits-woman.jp/column/tv/
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